郡山篇5 いきものがかり「NEWTRALつあー!!」旅の記憶 [いきもの旅の記憶]
ただいまの時刻は午前0時30分
ちょうど「MY song~」の「帰りたくなったよ」
が流れていて、、「まじ 帰りて~~」 と思っていたところだ。。
渋滞はまだ半分。。。。1、5km以上もある。。
雨は相も変わらず、滝のように激しく車のボンネットとアスファルトを叩き続けていた。。
そろそろ立ち往生かた3時間近い。。
ふと、車窓から左手遠くを見渡すと
なにやら果てしなく長い車の車列がぼんやりと見える。。
高速道路同様に、下道も混乱しているのだろうか。。
その時、ひとつ思ったのが、、
高速道路が通行止めになって、、、
「はい通行止めだから出て行っておくんな!!」
と、放り出されるでしょ?
でも、、降りたところは山の中。。けもの道。。。
「余計危ないんじゃねえの? それ?。。。」
多少さ。。水浸しでも50km規制とかにして高速を走らせてくれた方が
絶対に安全なような気がする。。
高速道路って、本来一番安全だから速い速度で走っていい所なんだよね。。
真っ暗闇の中、ホッそい道を豪雨の中クネクネ走るのはマジ怖いよ。。。
山道でよ、 もし遭難とかそういう事態になったら
道路公団は責任取ってくれんだろうかね!
と、遠くの車列を眺めながら 考えふけっていたのでした。。
その遠くに見える車列も、さっきから全く動いている気配がない。。
でも、ここよりはましなはずだよ。。みんな遅い時間なのにご苦労さん
ボクがここを降りた後走る道は全然逆の方向だからね。。。
皆さん! 健闘を祈るよ。。。
まだ、、甘く考えていた。。
そう、渋滞している間 何もしてなかった訳ではなかった。。
カーナビをあれこれいじって、高速から降りた後のシュミレーションをしていた。
インターを降りた地点から、いわき市街方面に
わりと広そうな道が右手に伸びていた。(国道133号線)
山から街へ降りていくイメージなんだろう。。
ちょっと地図上はくねくねしているが、
ここは山の中なんだからある程度の山道は仕方があるまい。。。
でも、その短いクネクネを抜けて、いわき市の中心まで出てしまえば、
6号線の常磐バイパスを通って通行止め区域が終わる
「いわき勿来インター」まで一本で抜けられる。。
いわき市街から。。。
いわき勿来インター。。
シュミレーションはバッチリだった
時間だけはたっぷりあったので、高速を降りてからのイメージを
頭の中で何度も反復を繰り返した。
午前1時半すぎ。。
やっとインターの出口付近にたどり着いた。
ETCのゲートを潜り抜ける。。。。。
3kmの道のりを3時間強かけて。。。。。
長すぎだよ。。。
もう まともな時間ではとても無いのだけど。。
まだまだ暗い夜のうちに家に帰りつく希望を捨ててない私。。。
シュミレーションの通り走って、何事も無ければ2時間半、、、
4時頃には帰りつける筈。。。。
そう意気込んでました。。
ETCをようやく潜り抜けた後、暫く進むと、なにやら雨合羽を着た
小さな黒い人影が左前方に見えた。
右前方が何やら明るく光っていてその人の顔は はっきり見えなかった。
そして、その人影はこっちを向き、なにやら 止まるように合図を送っている。。
ボクは その合図に従い徐々にスピードを落としてゆく。。。
そして、その「人影」からこの後 とんでもない事実を知らされることに
なるのだった。。。。。。
つづく。。。。
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