長岡篇4 気分屋うめ吉 いきものがかり「NEWTRALつあー!!」旅の記憶 [いきもの旅の記憶]
飲みに飲みに飲みに い~くよ~
延々と長岡の夜の街を歩き続けた果てに、ようやく一軒、感じのよさそうな
小料理屋 「気分屋 うめ吉」 さんの前に立ったボクは、
とりあえず中の様子を伺うべく、入り口ドアの小窓に顔をすり寄せます
(かなり怪しい行動ですよね。。 スマートにはいかんものです)
中にカウンター席が見えます。、、、。
10人掛けくらいのカウンター席に60歳位のおじさんと比較的若い女性のコンビ,
それと20代くらいの若い男子3人組の二組が先客で、
その間に3席程空席が見える。
「こりゃ、ちょうど良いあんばいだな、、、、、」
意を決したボクはようやくドアを開け、
「ひ、ひとりなんですけど。。」 と緊張気味に宣言する。
カウンターの中はかなり大きなオープン厨房になっていて、その中にいる
大将と目が合う。
「いらっしゃいませ!」
と、さわやかに声を掛けてもらったボクは、狙ったカウンターの空席に
無事通されて、やっと放浪の旅から解放されました
ご多分に漏れず「とりあえずビール!派」なので
こちら
(またまた言い訳ですが、、、写真など撮っておりませんので、
「食べログ」からの頂きものにて失礼いたします)
ライブでたっぷり汗もかいたし、そのうえだいぶ歩き回ったので、
喉がもうからから、、、、 久しぶりの いきものがかり のライブも
最高だったし、 今宵のビールの味は格別!!
と、一人アホッぽくにやにやするボク、、
和食のお店はまずお造りからと決めているので、
造りの盛り合わせ一人前をまず注文。
やっと落ち着くと、お店の中をすかさずチェックである。
自分もお客さん商売みたいなことをやっているので、、
内部のレイアウトとか内装材とか、かなり興味深々
しばしキョロキョロ(怪しい奴!)。
ほんとに新しいお店みたいで清潔感ばっちり、雰囲気作りも上々だ。
特に気に入ったのが広々としたカウンター席と、その内側の
広大なオープン厨房。
その中を大将がひとり、黙々と一品一品と格闘している
その一挙手一投足がカウンターから眺めることができる。
とても潔く、こういう感じボクはかなり好きだ。
奥には小上りもあるけど、基本的にカウンターのお客を相手に
大将がじっくり料理を披露する。 そんなお店なんだろうな~。
と感心していると、、、、
「お料理は何にいたしましょう?」
おそらく女将さんであろう女性の声。
「あの~、ここに来たらこれは食べとかなきゃ って感じの一押しって特にありますか?」
と、ボクはよくあるつかみの質問を、、、
女将さん 「う~ん、、全部。。」
ひろってもらえない。。
出足をカツンとくじかれたが、、「いかんいかん、ここではボクは完璧な 「一見さん」
だからこの対応はごくごく普通なのだ」 とボクは必死に自分に言い聞かせ、
何とか本日のおすすめから一品オーダー(何を頼んだかは覚えてない)
と、同時に純米吟醸で地元の日本酒(一合)をこれまたオーダーする。
(ちなみにこのヨシゾー、普段は芋焼酎がメインだ。
メタボ対策が主なその理由、一番抜けが早いのも芋焼酎の美点だ。
だが、ここは 非日常 「地方に来て地酒を飲まんでなんとする!」
ということで駆けつけビールの後は「日本酒一本!」、これがこのツアーでは基本
と決めたのだ。)
しばしちょっぴり気まずい空気が僕とカウンターを包む(ような気が)、、
(まじめに へたれ なのである)
「なんだ!それならもう少し早く言えばいい席とってやったんだぞ―!!」
突然耳に飛び込むのは左側の年の差コンビである。
「ほにゃららちゃんもね、いきものがかり見に行きたいっていってたの~」
と、若い女性のほう。
「みんな早く言えばいいのにな! ガッハッハ―!」
その後も耳をダンボにして聞いていると、どうやら 同業 ではないが
業種が 同種 な人なご様子。 こういうところにはよくいるので納得、、
どうも同じく今日の公演を観てからここに来たようだ。
(やっぱり地方公演だから、地元の有力な力関係とかで
前列も楽勝なのかな~。 こんちくしょ~)
とか思っていると、、
「お客さん、どちらからいらっしゃったんですか?」 と大将が突然ボクに。
「引っ込みへたれ」なボクはいつもなら 「ええ、一寸ヤボ用で~」
とかいうところだが、今日はなぜか自然に
「コンサートで!」
と、自然にすらっと言えたのである。 つづく
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